「認定ランサー」とは、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」内の最高ランクのことです。
フリーランスで働く方やクラウドソーシングサービスを利用する方は、評価の対象として耳にしたことがあるのではないでしょうか。
認定ランサーになることのメリットと、認定ランサーになるためのコツがあります。
子育て中の主婦がライターとして「認定ランサー」になるまでの記録とともにご紹介します。
認定ランサーとは
「認定ランサー」とは、「ランサーズ」内の最高ランクのことです。
ランサーズとは
そもそも、「ランサーズ」は、日本最大級のクラウドソーシングサービスのことです。
クラウドソージングとは、ネット上で仕事を依頼、また受注するサービスのことであり、「仕事をして欲しい人」と「仕事をしたい人」が出会うための場所といえるでしょう。そして、ランサーズでは、フリーランスで働く人のことを「ランサー」と呼んでいます。
ランサーは、実績に応じて以下のようにランクが分けられています。
- レギュラー:本人確認や機密保持確認などが完了している
- ブロンズ:受注実績がある
- シルバー:クライアントからの評価が高く活躍中
- 認定ランサー:下位ランクの要件を満たし、かつ報酬額が上位20%以内
参考:ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト (lancers.jp)
認定ランサーになるには
認定ランサーになるには、その基準を満たし、ランサーズ側からの月に1度の審査に合格する必要があります。
詳細な基準は以下の通りです。
1. 獲得報酬額: 各カテゴリの上位20%
出典:Lancers「認定ランサーとは?」
2. クライアントからの評価: 4.8以上
3. 仕事完了率: 90%以上
4. タスク承認率: 90%以上
5. 24時間以内のメッセージ返信率: 80%以上
6. ランサーズへのログイン: 最終ログインが1ヶ月以内
7. 各種認証やプロフィールの登録: 後述の項目が認証済み・登録済み
つまり、クライアントからの高い評価と、相応の獲得報酬額が必要です。
認定ランサーのメリット
認定ランサーになる最大のメリットは、クライアントに「実績があり、信頼できる」という印象を与えられることでしょう。
ランサーは、募集中の案件の中から、自分に合うものを選んで応募します。その後クライアントは、応募のあったランサーの中から、実際に依頼する人を決めます。
クライアントごとにランサーを評価する基準、重要視する項目は異なるでしょう。しかし、「認定ランサー」=「実績があり信頼できる」という印象はプラスに働きます。
また、認定ランサーのみが掲載されるページがあったり、おすすめランサーとして紹介されたりします。クライアントの目に留まる機会が増えることもメリットでしょう。
主婦が認定ランサーになるまで
実際に、私が子育て中にライターとして認定ランサーになるまでをご紹介します。
きっかけ
ランサーズに登録したきっかけは、「主婦だけど収入がほしい」と思ったことです。
子どもが小さいうちは、家事・育児に専念したいと思っていました。しかし、ずっと収入がないことに負い目もありました。
そこで、「在宅で仕事をしよう」と決意したのです。
在宅で仕事をするにあたり、自分にできることを考えました。私の場合は、昔から文章を書くことと、絵を描くことが好きだったので、「Webライター」と「イラストレーター」が思い浮かびました。
ランサーズに登録する
普通の主婦が「Webライター」や「イラストレーター」として仕事を得るためには、クラウドソーシングサービスの利用が必要です。
クラウドソーシングサービスのサイトをいくつか見てみましたが、国内最大級のランサーズに絞り、登録。
大手のサイトなので安心感があること、案件の種類や数が多いことが決め手でした。
初めは「Webライター」と「イラストレーター」で登録をしました。
仕事をはじめる
登録をしたら、いよいよ仕事スタートです。
実績がない間はなかなか受注できないだろう、と予想していたので、金額の低いライターの案件から応募しました。
文章量に対して報酬は低かったですが、それでも収入があることが嬉しかったです。
実績を積む
どんな少額の案件も丁寧に進め、クライアントからの評価を上げていきました。次は直接依頼をしてくれるクライアントもいたので、実績を順調に積むことができました。
実績を積むことが目的でしたが、クライアントからのお礼や評価の言葉は純粋に嬉しかったです。
シルバーランクになる
登録から10日後には「シルバーランク」になりました。シルバーランクは、受注の実績とクライアントからの高評価があれば、すぐになることができます。
認定ランサーになる
イラストレーターの案件は、私にはハードルが高く、全く受注できなかったので、ライターに絞ることにしました。
その中でも特に、子育て系の記事は徐々に高単価の案件も受注できるようになりました。得意なジャンルがあることは強みになりますね。
子育て系の記事を5名から受注し、そのうち2名からは2,3回再度直接依頼をしてもらったころ、「[Lancers] 認定ランサー認可のお知らせ」メールをいただきました。
登録から4か月、晴れて認定ランサーになりました。
認定ランサーになるためのコツ
認定ランサーの基準を意識して、実績を積むことが大切です。
例えば、「メッセージ返信率 (24時間以内) が80%以上」という基準があります。そのため、クライアントからのメッセージには、なるべくすぐに返信しましょう。(迷惑メッセージ等、返信しなかったものは対象外なので安心してください)
また、「獲得報酬額: 各カテゴリの上位20%」という基準もあります。ランサーは複数のカテゴリで受注することが可能です。しかし、基準をクリアするためには、1つのカテゴリに絞って受注する方が良いでしょう。
Webライターに限ってお話すると、自分の得意なジャンルを見つけることも大切だと思います。クライアントからの評価アップにつながるでしょう。
まとめ:主婦でも認定ランサーを目指せる!
私の場合は登録から4か月で認定ランサーになりました。基準を意識しながら実績を積んでいくのがコツです。
子育て中の主婦でも十分目指せます。在宅で仕事をしたいと考えている方は、ぜひチャレンジしてみていくださいね。