子供の習い事。「能力の向上」や「成長する機会」のために始める方が多いでしょう。
しかし、習い事を続けるにあたり、ご家庭によって様々な悩みがあるのではないでしょうか。
その1つとして、「子供がすぐに飽きてしまう」という声をよく聞きます。
今回は、子供が習い事に飽きてしまう原因と、習い事を前向きに続けるための工夫についてご紹介します。
「飽きる」は子供の習い事あるある?
我が家の息子は、熱しやすく冷めやすいタイプ。
興味を持ったものは夢中で取り組みますが、すぐに飽きてしまいます。
様々なものに興味を持つことは良いことですね。
しかし、いざ習い事を始めたら、「目標をもって長期的に取り組む」という経験もしてほしい・・・。
こんな悩み事は我が家だけかな、と思っていましたが、ママ友との交流や”教室運営スタッフ”として働いた経験から
「習い事を始めたいけれど、子供がすぐに飽きてしまうだろうから踏み出せずにいる」
「せっかく習い事を始めたのに、もう飽きたと言っている」
など、同じように悩んでいるご家庭が意外と多いことが分かりました。
子供が習い事に飽きてしまう原因
では、なぜ子供は習い事に飽きてしまうのでしょうか。
見聞きした原因をまとめました。
同じことの繰り返しに感じる
どんな習い事でも、基礎を繰り返し練習することはとても大切でしょう。
また、基礎の繰り返しと言っても、回を重ねるごとに確実にレベルアップしているはずです。
しかし、それを「同じことを繰り返しているだけ」と思ってしまう子供もいるようです。
そうすると、始めたころは目新しく感じたことも、だんだんつまらなくなってしまうんですね。
環境が合わない
先生やお友達と合わない場合もあります。
また、場所が遠い、時間がおそい、など生活スタイルと合わない場合は、体力的に辛くなってしまうでしょう。
環境が合っていないと、「楽しい」と思えなくなってしまいますね。
楽しくないことを飽きずに続けるのは、大人でも難しいでしょう。
思うように成果が出ない
習い事を始めても、すぐに成果が出ないことはよくあります。
成果を出すまでに、時間がかかったり、沢山の努力が必要だったりしますね。
その時にはじめて、楽しいことばかりではないと気づく子供もいるようです。
そこから努力をできる場合もありますが、「イメージと違う」と感じ、そのまま飽きてしまう場合もあるでしょう。
子供が習い事を前向きに続けるためのアイデア
上述のように、子供が習い事に飽きてしまう原因は様々あります。
一方で「目標をもって長期的に取り組んでほしい」と願い、子供が前向きに習い事を続けられるように試行錯誤しているご家庭も多いです。
そのアイデアをまとめました。
小さな目標を立てる
習い事を前向きに続けるためには、小さな目標設定が有効です。
例えば、今週の目標、今日の目標、1時間の目標・・・といった感じです。
短期間でできる目標をどんどん達成し、沢山の成功体験を積ませてあげましょう。
自信が持てるはずです。
自信があれば、大変な状況でも諦めずに続けられるのではないでしょうか。
そして、段階的に目標のレベルを上げていきましょう。
次の目標も達成しようというモチベーションアップにもつながります。
集中できる環境を整える
子供が習い事に集中できる環境を整えることも大切です。
もし人間関係に悩んだり体力的に辛くなったりするような場合は、違う教室に変えても良いでしょう。
また、自宅の環境も重要です。
好きな時に練習できる準備ができていると、成長の助けになるでしょう。
必要な道具やスペースがあると良いですね。
過程や成長を褒める
結果が出た時に褒めるだけでなく、結果が出るまでの過程や成長も褒めましょう。
例えば「休まずに通っていてえらい!」でも良いのです。
頑張りを認められている、できるようになったことが増えている、ということを実感できると、やる気アップにつながります。
逆に、他の誰かと比較するのはNGです。
周りの子や兄弟姉妹と比べてできない、と思うとやる気が失われてしまいます。
保護者も興味を持って一緒に取り組む
子供は、保護者が楽しそうにしているものに興味を持ちます。
保護者も楽しみながら一緒に取り組むのも良いですね。
また、子供の話をよく聞くことも大切です。
「今日どんなことをしたの?」「何が楽しかった?」など興味を持って聞いてみましょう。
子供の興味が続くきっかけになります。
まとめ
「子供が習い事を始めてもすぐに飽きてしまう」という悩みは意外と多いものです。
思うように成果が出なかったり環境が合わなかったりすると、やる気がなくなり、飽きてしまう原因になります。
子供が習い事を前向きに続けられるように工夫できると良いですね。
小さな目標をクリアしていき達成感を積んだり、集中できる環境を整えたりする方法が有効ですよ。
また、保護者も「子供と一緒に楽しく続けていこう」という気持ちをもって取り組んでみてくださいね。