自己分析。就職活動をしているとよく耳にする言葉ですね。
「主婦が今さら自己分析しても…」と思う方もいるかもしれませんが、実は、主婦が再就職を目指して就活をする時にも重要な作業になります。
自己分析をすると、自分に合った職場選びができ、さらに自己PRにも役立つためです。
今回は、自己分析の簡単なやり方を具体例とともにご紹介します。
自己分析とは
「自己分析」とは、その名の通り「自己を分析する」こと。
つまり、「自分について深く知る」ことです。
就職活動中においては
- 強みや弱みは何か
- どんな仕事に向いているか
- どんな仕事に就きたいか
などを認識することを指します。
自己分析がしっかりできていると、応募先を決める時や、自己PRを考える時など、就活中の様々な場面で役立ちます。
今後の進路を決める上で、非常に重要な作業といえますね。
主婦が自己分析をすることのメリット
自己分析をすることによる具体的なメリットをご紹介します。
自分に合った仕事が分かる
せっかく働き始めるなら、自分に合った場所で働きたいですね。
特に主婦は、ライフスタイルに合わせた働き方を選べると良いでしょう。
逆に、自分に合わない働き方では早期離職の可能性があります。
自己分析をすると、「自分が何を大切にしたいか」という価値観がはっきりします。
希望に合った勤務形態や職種を探してみてくださいね。
自分の強みが明確になる
自己分析で自分を深く知ることにより、強みが明確になります。
再就職に向けた活動を始める時、不安な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
しかし、今までの経験に裏付けられた強みがあれば、自信をもって活動できるでしょう。
自己PRに役立つ
就活の成否を決める「履歴書」と「面接」。
どちらでも自己PRは必須ですね。
特に履歴書でブランクが気になる方にとって、面接は挽回する大切な場面です。
自己分析によって自分の強みを明確に出来ていると、自己PRに関する回答に一貫性を持たせることができます。
一貫性のある回答には説得力がありますね。
面接でも自信をもって回答できるでしょう。
自己分析の簡単なやり方
自己分析には様々な方法があります。
ここでは、私が実践した簡単な方法をご紹介します。
手順
手順は以下の表を埋めるだけです。
印象に残っている出来事
まずは、印象に残っている出来事を書き出します。
頑張って取り組んでいたことや、困難を乗り越えた経験を書くと良いでしょう。
気持ちや行動
次に、先ほど書き出した印象に残っている出来事について、その時感じたことや行動したことを書き出します。
なぜそう感じたのか、どのように行動したのか、掘り下げてみましょう。
自分の特性
最後に、気持ちや行動から見える自分の特性を書きます。
能力や資質、または価値観などが明確になるはずです。
ポイント
表では、「大学生」「社会人」「主婦」の比較的近い時期の出来事を書くようにしてありますが、自分のことをもっと深く知りたい方は、「小学生」「中学生」「高校生」まで振り返ってみても良いですね。
初めはなかなか思い浮かばないかもしれません。
そんな場合でも、「とりあえず書いてみる」ことをおすすめします。
複数の出来事から見えてくる特性もあるでしょう。
納得のいくまで書き出してみてくださいね。
例
例えば「主婦」では
印象に残っている出来事
夫の転勤のため、赤ちゃんを連れて見知らぬ土地に引っ越した。
気持ちや行動
はじめての土地、はじめての育児で最初は心細かった。
積極的に外に出かけ、人に関わった。
子育てに関する情報収集ができたし、一緒に子育てを楽しめるお友達もできた。
自分の特性
人と関わる・話すことが好き。
「コミュニケーション能力」が強み。
といった感じで書き出します。
この自己分析により、「人と話すのが好き」「コミュニケーション能力」を軸に就活をした結果、ブランクがあっても就職することができました。
まとめ
自己分析は、自分に合った職場を探したり、説得力のある自己PRをしたりするために、重要な作業です。
簡単にできる方法で、自分の価値観や強みを明確にしましょう。
ブランクが気になる方や不安がある方も、自信をもって就活を進めることができますよ。