PTAのトラブルは「人間関係」が原因!実態と対策

PTAのトラブルは「人間関係」が原因!実態と対策 PTA

PTAにはトラブルがつきもの―― そんなイメージを持つ方も多いでしょう。

実態はどうなっているのでしょうか。

私自身は、本部役員、監査、専門委員会の平役員、PTA関連のボランティアなど、様々な形で小学校PTAと関わってきました。

その経験から、実際にPTAで見聞きしたトラブルについてご紹介します。

PTAのトラブルの原因は「人間関係」

PTAのトラブルの原因は「人間関係」

もちろん穏やかに役員を終えられる人も沢山います。

一方で、些細なことからトラブルに発展するケースもあるのが実態です。

PTAで起きるトラブルの原因は、ずばり「人間関係」です。

逆に言えば、「人間関係」さえ気を付けていれば、トラブルになることはないといえます。

では、PTAに関するトラブルについて、身近にあった具体的な例をご紹介します。

PTA役員決めの時に起こるトラブル

くじ引きで決まった後に「できない」と主張する

PTA役員を公平に決めるために、くじ引きを採用している学校も多いでしょう。

しかし、くじ引きで決まった後に「できない」と主張する人もいます。

ご家庭の事情によりできないこともあるかと思いますが、その主張を全て受け入れてしまうと、役員が決まらなくなってしまいますね。

また、免除される家庭を「ずるい」と感じる人もいるため、その対応を巡ってトラブルになりやすいのです。

役員のノルマを果たさない

学校によって、「子供1人につき1回」や「本部役員をしたら1家庭1回でOK」など、ノルマやルールがありますね。

ノルマをクリアしていない人は、やはり「ずるい」と思われることが多いです。

最近は、共働きでも工夫しながら活動をしている家庭も多いため、余計に非難が集中していまいます。

対策:家庭の事情を説明して誠意を見せる⇔理解を示す

もし、家庭の事情で役員をするのが難しい場合は、先生や選出担当の方へしっかり説明しましょう。

また、今年度はできなくても来年度以降はできる、など誠意を見せられると良いですね。

ただの「わがままな人」という印象を残すと、その後のトラブルの元になることもあるためです。

逆に、「家庭の事情でできない」という方がいた場合は、理解を示して、できる時・できる事をお願いしましょう。

いつ自分が同じ立場になるか分かりません。

対立しあうのではなく、協力しあって乗り越えられるのが理想です。

仕事量に偏りが生じることで起こるトラブル

役員になったのに、ほとんど参加しない人への不満がたまる

役員にはなったものの、定例会に参加しなかったり、仕事をほとんどしない人もいます。

会社を休めない、という理由が多い印象です。

そのため、本業を調整して参加している人から不満の声が上がります。

さらに、普段は参加しないのに「御礼」がもらえる日だけ参加した人に対して非難が集中していたようです。

沢山の仕事を引き受けて辛くなる

仕事が早い人や、時間を確保しやすい人に仕事が集中してしまうこともあります。

同じ役員なのに仕事量に偏りがあるとモヤモヤしますよね。

特に断りづらい性格の方は、仕事を沢山かかえて辛くなってしまうでしょう。

仕事の量が偏ると、進捗が遅くなるなど、全体の活動に支障を来たしてしまう問題にもなります。

対策:活動にあまり参加できない人は、家で出来る仕事を請け負う

どうしても「学校に決まった時間に行く」ことが難しい人もいるでしょう。

さぼりたくて欠席している訳ではないのに評価や信用度が下がる…文句を言われることもあるかもしれません。

その場合は、家で出来る作業を引き受けるのが良いでしょう。

資料の作成や買い出しなど、学校に行かなくてもできる作業を探してみてくださいね。

また、沢山仕事を引き受けてしまうという方は、「家で時間のある時にできること」から他の人にお願いしてみると良いでしょう。

モチベーションの差から生じるトラブル

意見の違いから対立してしまう

PTAには様々な環境、条件、考え方の人が集まるので、意見がぶつかることも多いです。

特に、やる気がある人とない人との間には、対立が生じることもあります。

一方にとっては大切な活動が、もう一方にとっては不要な活動に感じられてしまうようです。

愚痴が悪口として本人に伝わってしまった

これが一番大変でした。

「ある人の活動に対する態度」について、モヤモヤした思いを友達に話した人がいました。

話を聞いた友達が、その内容を本人に伝えてしまい、悪口を言われたと抗議する事態になったのです。

その後話し合って和解しましたが、最後まで気まずい雰囲気は拭えませんでした。

対策:お互いの意見を尊重する態度をとる

「自分の意見の方が正しい」と思いこまず、相手の意見も尊重するようにしましょう。

どうしても意見が合わずイライラした時も、話し方や態度を柔らかくするよう心掛けることが大切です。

モヤモヤを吐き出したい時もありますよね。

その場合は、本当に信頼できる人や、全く関係ないコミュニティにいる人に話すと良いでしょう。

「人間関係を悪化させない」ことを意識して行動しよう

PTAは子どもに関する活動なので、穏やかに終えたい、と思う人が大半のはず。

しかし、以上の例からも分かるように、様々なタイミングで対立が生まれやすいのが実態です。

トラブルを避けたい場合は、「人間関係を悪化させない」ことを意識して行動することが大切です。

協力しあって活動できるよう、参考にしてみてくださいね。

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