習い事を通して、子どもの可能性をのばしたいと考えている方は多いでしょう。
一方で、習い事は必要ないのでは、と感じる方もいるかと思います。
ご家庭によって考え方は様々です。兄弟姉妹でも、子どもによって変わることもあるでしょう。
悩んでいる方は、習い事のメリットとデメリットを比較し、子どもと向き合いながら決められると良いですね。
我が家の姉弟は、幼児期から習い事をしています。そこで実際に感じたメリットとデメリットについてご紹介します。
子どもの習い事は必要ない?
結論から述べれば、子どもの習い事が必要かどうかは、ご家庭次第、そして子ども次第です。
最近の調査によると、75%以上の小学生が習い事に通っているそうです。(参照:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研 (gakken.co.jp))
しかし、必ずしも習い事が必要というわけではありません。
習い事には、メリットとデメリットがあります。
それぞれ確認し、子どもと向き合って決めるのが良いでしょう。
幼児期と小学生の時期に分けて、実際に感じた習い事のメリットとデメリットをご紹介します。
幼児期の習い事
まずは幼児期(小学校入学前の時期)の習い事について見てみましょう。
メリット
能力の向上が期待できる
幼児期は、神経系の発達が著しい時期です。
そのため、この時期の習い事によって、様々な能力が向上することが期待できます。
我が家の娘は3歳から「キッドビクス」に通っていました。
様々なプログラムを通して、運動能力の成長を感じられました。また、リズム感や体力を養うこともできました。
娘にとって、その後の財産になったと思います。
ただし、期待しすぎるのは良くありません。子どもの負担になってしまう可能性があります。
社会性が身につく
幼児期は、コミュニケーションについて学ぶ時期でもあります。
コミュニケーション能力は、これからの時代にも必要な力ですね。
集団で行う習い事は、挨拶する、順番を守る、協力するなど、他者との関係や集団生活をうまくやっていくための基本的な行動を学ぶ良い機会となります。
娘も、同年代のお友達との関わりが増えたことで、コミュニケーション能力が向上したと思います。
デメリット
遊ぶ時間が減る
幼児期には思いっきり遊んでほしい、と考えるご家庭もあるかと思います。
習い事を始めると、その分遊ぶ時間が減ってしまいますね。
レッスンの時間だけでなく、家での練習が必要な習い事もあります。
時間の使い方や体力を考慮できると良いですね。
保護者に時間的・経済的な負担がかかる
幼児期は送り迎えが必須です。またレッスン中の同席が必要な場合もあるので、時間的な負担がかかります。
さらに、月謝や必要な道具の購入などで経済的な負担もかかるでしょう。
保護者が辛くなってしまう習い事は長続きしません。
子どもだけでなく、家庭全体のことを考えて決められると良いでしょう。
小学生の習い事
次に、小学生ならではのメリット・デメリットについて見てみましょう。
メリット
自信につながる
幼児期同様、習い事を通して様々な能力が身につくでしょう。
それは、子どもの自信につながります。
ダンスを習い始めた娘は、学校生活でもダンスの時間が活躍の場となり、自信につながっているようです。
また、スポーツを習っている息子は、自己紹介の時などに、特技として胸を張って言えるようになりました。
学校以外の居場所ができる
我が家の娘が小学校中学年の頃、学校に行きたくない時期がありました。
様々な理由で、学校に行きたくないと思う日があるでしょう。
そんな時、当時習っていたダンススクールは、娘が家族以外と関わりが持てて、安心して過ごすことができる貴重な場所でした。
学校以外の居場所がある、学校以外のお友達がいることは、とても有り難いことだと感じました。
デメリット
経済的な負担が増える
幼児期の習い事でも経済的な負担がありますが、年齢が上がるにつれて金額が大きくなる傾向があります。
我が家の場合も、レッスンの時間が増えたり、遠征費が必要だったりと、経済的な負担は増えました。
習い事の数にもよるので、どこまではOKなのか、よく相談できると良いですね。
時間の使い方に注意が必要になる
せっかく習い事に通うなら、中途半端にならないようにしたいと考える方が多いようです。
しかし、学年が上がると、下校時間が遅くなります。宿題が増える場合もありますね。
そのため、レッスンの時間に間に合うのか、練習時間は確保できるのか、などの検討が必要になります。
また、体力的にも無理せず続けられるかを考えられると良いですね。
まとめ
今回は、幼児期と小学生の時期の習い事について、メリットとデメリットをご紹介しました。
習い事が必要かどうかはご家庭次第です。また、兄弟姉妹でも子どもによって変わるでしょう。
ご家族でよく話し合ってみてくださいね。