「結婚や出産をきっかけに専業主婦になったけれど、再就職したい」と考えている方は多いでしょう。
私自身も、専業主婦を経験後に再就職しました。
その間のブランクは約10年。就活中、面接で落ちたことも。
しかし、最終的には希望した形での再就職が叶いました。
その経験をふまえて、就活成功までの道のりとポイントをご紹介します。
主婦の再就職 成功への道のり
再就職について考える
専業主婦時代、まずは再就職をするタイミングを考えました。
再就職をするのに良いタイミングは、ご家庭ごとに違うでしょう。
我が家のライフスタイルに合うのは、「子どもが小学校入学のタイミングでパートとして再就職」でした。
そのため、「子どもが幼稚園年長の後半から就職活動を始め、入学式の少し前からパートととして勤務スタート」という形を目指すことに決めました。
資格を取得する
再就職のタイミングを決めてから、実際に就活を始めるまで時間がありました。
そのため、その期間に就活でアピールできる資格取得を目指します。
子どもが幼稚園に行っている間が勉強時間です。
当時は、ぼんやりと「事務とかできたないいな」くらいの気持ちで、職種を絞ってはいませんでした。
そこで、活かせる仕事が多いMOSを取得することに。
資格は、スキルを客観的にアピールすることができます。
さらに、MOSの勉強を通してWordとExcelの基礎知識を身につけることができ、自信にもつながったと思います。
在宅で働く
資格取得後も少し時間に余裕がありました。
そこで、就活前に在宅での仕事にもチャレンジすることに。
クラウドソーシングサービス「ランサーズ」に登録し、Webライターとして活動しました。
予想以上に評価をしていただき、「在宅での仕事も良いかな」という気持ちもありました。
しかし、「安定志向」で「人と話すのが好き」な性格のため、やはりパートを目指すことに。
パートに応募する
いよいよ就職活動スタートです。
まずは求人情報サイトで希望に合う企業を探します。
「子どもが小学校に行っている間」の時間帯が希望でした。
求人情報サイトで見つけたのは、「週3、日中勤務の”事務職”」。
希望に合い、MOSの資格やWebライターとしての経験も生かせるのでは?とすぐに応募しました。
同時に履歴書の作成もしました。
パートの面接に臨む
メールで面接の日程を決めてからは面接に向けた準備期間です。
学生時代以来だったので、服装から悩みました。
そしてもちろん本番も緊張・・・。
その面接担当の方よると、「主婦に人気の時間帯での事務職は、かなり倍率が高い」そうです。
この時も30人程から応募があり、その中から1人を選ぶ予定とのことでした。
ハードルの高さにびっくりしましたが、「これまでの経験」や「自分のできること」、また「勤務形態の希望」をしっかり伝えようと臨みました。
落ちる
面接時に、「2週間以内に連絡がなければご縁がなかったということで」と言われていました。
そのため、2週間はソワソワと待っていましたが、連絡は来ませんでした。
「落ちてしまった」という事実は、やはりダメージが大きかったです。
しかし、落ち込んでばかりいられません。
「なぜ落ちたのか」を振り返り、次に進む必要があります。
前回挑戦した企業では「産休に入った前任者に代わり、チラシ作りやホームページ更新も任せたい」という採用側の希望を面接時に聞きました。
その際、パソコンでの資料作成ができること、Webライターをしていたので文章が書けることを話しました。
しかし、採用側は「デザインやパソコンに詳しい人物」を求めていたのだと思います。
自分のできることをしっかり整理して、再挑戦です。
応募・面接に再度挑戦する
次に求人情報サイトで見つけたのは、「週3、日中勤務の”教室運営スタッフ”」。
「教務系作業・パソコンを使った事務作業・入学者獲得に向けての諸業務」というものでした。
職務内容が多岐に渡っていたため不安もありましたが、勤務時間帯は希望通り。
また、未経験でもOKとのことだったので、応募してみることにしました。
ここでは、面接時にWebライターの仕事にも興味をもっていただき、ブログなどもお願いするかも、とお話がありました。
就活に成功する
面接の翌日にはメールで採用の連絡がありました!
前回の失敗で自信を失くしていたこともあり、嬉しかったです。
そして後日、採用担当の方に採用の決め手を聞いてみました。
生徒さん相手の職務なので、「会話のキャッチボールができていたこと」が決め手だったそうです。
企業や職種によって「採用したい人物像が異なる」ということを身をもって知りました。
主婦の再就職 成功へのポイント
求める人材に合っているかをチェックする
再就職に限らず、「その企業が求める人物像に自分が当てはまるか」を確認することはとても大切です。
どんなに優秀な方でも、「求める人物像」から離れていると採用されません。
必要なスキルや経験などと合わせて、求人情報でしっかりチェックしましょう。
資格などでスキルをアピールする
履歴書や面接では、企業が求めているスキルをアピールする必要があります。
アピール材料におすすめなのが「資格」です。
未経験の場合やブランクがある場合でも、資格があるとスキルを客観的に証明することができますね。
また、以前の職場や在宅ワークの経験が活きることもあります。
未経験やブランクが気になる方は、就活前に資格を取得したり、在宅ワークなどで経験を積んだりしても良いですね。
ブランクは気にしない
再就職を目指す時、ブランクを気にされる方もいる方と思います。
しかし、ブランクがあっても大丈夫です。
「企業の求める人物像に合っていること」や、「必要なスキルがあること」の方が重要です。
また、「仕事への意欲があること」「コミュニケーションがしっかりとれること」など、基本的なことも重要視されているようです。
経歴や希望でウソをつかない
就活を成功させたいという気持ちから、経歴でウソをついてしまう方もいるそうです。
しかし、ウソをついて上手くいくことはないでしょう。
誠実さを見せることが大切です。
また、勤務形態や時間の希望もしっかり伝えましょう。
実際の希望を伝えられず、いざ働き始めた時に、辛くなって辞めてしまう方もいるそうです。
まとめ
再就職を目指す就活では、すぐに結果が出ないこともあるかと思います。
悲しい気持ちになりますが、企業が求めている人物像と合っていなかっただけの場合が多いようです。
つまり、ブランクがあっても大丈夫です。
諦めず、自分に合った職場を探してみてくださいね。