「朝活」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
「なかなか勉強に時間を割けない大人のための活動」と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、実は小学生にもおすすめです。
我が家の小学生二人も朝活しています!
子どもが朝活をするメリットや、スケジュールの例をご紹介します。
朝活とは
「朝活」とは、ずばり朝の時間に活動すること。
ただ早起きするのではなく、勉強や運動などを行い、朝の時間を有効活用することをいいます。
大人の朝活は一時期ブームになりました。継続することで成果をあげている話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、子どもにとっても朝活をすることには大きなメリットがあります。
子どもの朝活のメリット
子どもの朝活には次のようなメリットがあります。
- 生活のリズムが安定する
- 勉強時間・練習時間を確保できる
- 親子のコミュニケーションの機会が増える
- 大人になってからの資質と能力が上がる
それぞれ詳しく見てみましょう。
生活のリズムが安定する
なんといっても、朝活をするために、早寝早起きの習慣が身につきます。
また、早起きすることで、朝ごはんをしっかり食べることもできます。
良い生活リズムができますね。
小学生のうちに正しい生活のリズムが身についていると、中学生・高校生になってからも苦労しません。
また、子どもの情緒も安定します。
勉強時間・練習時間を確保できる
学校から帰ったら疲れていて、習い事の練習ができない。
放課後は習い事が忙しく、宿題ができない。
といった悩みがある方も多いのではないでしょうか。
夕方は、子どもも親も、疲れたり忙しかったりしますよね。
しかし、朝の時間なら、疲れが出ず、まとまった時間で勉強や練習ができます。
朝活で勉強時間・練習時間を確保しましょう。
親子のコミュニケーションの機会が増える
中学生以降であれば、子どもだけでも早起きして朝活をすることもできます。
しかし、小学生までは、親も一緒に早起き・朝活する必要があるでしょう。
一緒に勉強したり、走ったりキャッチボールしたり。また、朝活の内容について相談したり。
親子のコミュニケーションの機会が増えますね。
子どもの朝活は、親子で過ごす時間を大切にしたいと考えている方にもおすすめです。
大人になってからの資質と能力が上がる
子どもの頃の朝の活動(朝活)が大人になってからの能力に影響するという調査結果が出ています。
調査結果のグラフを見てみましょう。
子どものころに朝活をよく行っていた人ほど、大人になった現在の資質や能力が高い人の割合が多くなっていることが分かります。
この調査における資質と能力とは、「自尊感情」「共生感」「意欲・関心」「規範意識」「人間関係能力」「職業意識」「文化的作法・教養」「へこたれない力」のこと。
どれもこれからの社会に必要な力ですね。
さらに
個別の資質・能力別にみると、子供の頃に朝活をよく行っていた人について、男
「早寝早起き朝ごはん」の効果に関する調査研究(報告書) (niye.go.jp)
性は人間関係能力やへこたれない力について資質・能力が高い人の割合が多く、女性は共生
感や人間関係能力について資質・能力が高い人の割合が多い傾向がみられた。
という結果も出ています。
参考:「早寝早起き朝ごはん」の効果に関する調査研究 | 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 (niye.go.jp)
子どもの朝活の注意点
子どもの朝活で注意すべきことは、ずばり「睡眠不足」です。
睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなってしまいますね。体調管理には十分気を付けてあげましょう。
まずは、睡眠不足にならないために、早く寝ることを心がけます。
しかし、習い事などで夜寝るのが遅くなってしまうこともありますよね。
そんな時は、調整できる日を設けるのが良いでしょう。
例えば、
- 寝るのが遅くなった次の日は朝活を少なくする。(いつもより遅く起きる)
- お昼寝する
- いっそ朝活を休む
など、体調優先で予定を決めましょう。
そして、睡眠不足に注意が必要なのは親も同じです。
親も早起きをすることになるので、夜は早めに寝るなど、体調に注意しましょう。
子どもも大人も無理なく続けられると良いですね。
子どもの朝活でおすすめの活動
朝活では、親が強制するのではなく、子ども本人が頑張りたいと思える活動をするのが良いでしょう。
我が家の場合は
長女:勉強(漢字・計算・テスト勉強)
長男:習い事のトレーニング(基礎トレーニング・キャッチボール)
をしています。
その他、活動に悩んだら次のようなことがおすすめです。
- ラジオ体操
- 縄跳び
- 家事の手伝い
- ピアノなどの楽器演奏(音量に注意)
- 読書
- 漢字練習
- 計算練習
- 生き物の世話
親子で相談して決められると良いですね。
子どもの朝活継続のコツ
メリットが沢山あると分かっていても、早起きは辛いもの…
朝活をはじめても長続きしなかった、という方もいるでしょう。
我が家も、朝活を始めてまだ半年。これからも継続していきたいと思っています。
そのために現在心がけていることは以下の2点です。
- 無理のないスケジュールをたてる
- 楽しく取り組める工夫をする
それぞれご紹介ます。
無理のないスケジュールをたてる
「子どもの朝活の注意点」で触れたように、子どもの朝活では睡眠不足になってしまことが心配ですね。
また睡眠不足により体調を崩したり、昼間の活動が疎かになってしまっては本末転倒です。
そこで大切なのは、無理のないスケジュールをたてること。
毎日同じ時間に起きることが理想ですが、こだわりすぎず、少し遅めに起きる日があってもOKとしています。
また、1週間・1か月といった長期的な目標を立てることで、長い目で見て朝活の内容を調整するようにしています。
1回の朝活にこだわりすぎないことがポイントですね。
楽しく取り組める工夫をする
子どもは楽しく取り組めることなら続けられます。
我が家では
- 子どもが好きな朝ごはんにする
- アドベントカレンダーを準備する
- 今日の目標をクリアしたら、好きなことをしてOKにする
- 朝活で勉強した内容のクイズを出す
といった工夫が有効でした。
その子にとってモチベーションがあがるものを考えてみてくださいね。
我が家の朝活スケジュール
小学校高学年の長女と、中学年の長男の朝活スケジュールをご紹介します。
活動の内容や起きる時間は、家族の予定や体調によって変えていますが、基本的にはこんな感じです。
ママは長女と一緒に勉強、パパは長男と一緒に基礎トレーニングとキャッチボールをしています。
活動は長い時間ではないですが、毎日の積み重ねが大切!という気持ちで続けています。
子どもの朝活まとめ
子どもの朝活は、生活習慣や親子のコミュニケーション、大人になってからの能力などに良い影響を与えます。
無理せず継続できるように、体調管理に気を付けてあげましょう。
ご家庭に合う朝活のスタイルを探してみてはいかがでしょうか。