「習い事疲れ」という言葉を聞いたことがありますか?
子どもの習い事が原因で、親や子ども本人が疲れてしまう状態のことです。
子どものために始めたはずの習い事…せっかくなら楽しく続けたいですね。
そこで今回は、子どもも親も習い事疲れしないためのポイントをまとめました。
習い事を2つしている姉、姉とは別の習い事を2つしている弟がいる我が家の例もご紹介します
習い事疲れとは
最近、「習い事疲れ」という言葉を聞くことが増えました。
「習い事疲れ」とはずばり、習い事によって疲れてしまうこと。子どもを習い事に通わせる親、または子ども本人が疲れてしまうことが多いようです。
その原因は、習い事を低年齢から複数通わせる家庭が増えたことにあるでしょう。
習い事に通う0歳~6歳までの子どもがいるママ、総勢400人以上に実施したアンケートをみてみましょう。
「習い事に通わせている数は?」という質問対して、最も多い回答は、2つでした。また、3つ以上通わせている家庭が全体の半数以上という結果でした。
さらに、「いつから通わせているか?」という質問に対しては、小学校入学前から通わせている家庭が8割以上となりました。
参考:【2022年最新】子どもの習い事ランキング!小学生・幼児に人気の習い事は? | ママスタまなび (mamastar.jp)
子どもの習い事は、その子に合ったものであれば、メリットが多いと思います。
しかし、無理を続けてしまうと、成果を上げられないだけでなく、心身ともに辛くなってしまう可能性があります。
では、子どもが疲れてしまう原因と対策、親が疲れてしまう原因と対策について、それぞれ詳しくみてみましょう。
子どもが習い事疲れする原因と対策
予定の詰め込みすぎ
まずは、習い事の予定が多いために疲れてしまうパターン。
習い事を複数かけもちしている家庭は少なくありませんが、毎日のように習い事があると、体力的に辛くなってしまいますね。
また、移動が多いことが原因で疲れてしまうこともあります。
「どんなスケジュールなら疲れないか」は個人差があるので、家族で相談できると良いですね。
「何を優先するのか」を決め、余裕のあるスケジュールを立てましょう。
やりたい習い事ではない
習い事が楽しくないために、疲れを感じてしまうこともあります。
習い事よりも、「家で過ごしたい」「友達と遊びたい」と思う子もいるでしょう。
また、本人が「やりたい」と思って始めた習い事でも、興味がなくなってしまうこともあります。
それらが一時的な感情の場合もあるので、まずは子どもの話をよく聞いてあげましょう。
本当に興味がなくなった場合は、やめてしまっても良いでしょう。
また、「ここまで出来るようになったらやめよう」など、本人の納得する目標を決めても良いですね。
その他、楽しく通えそうな別の教室で続ける、という方法もあります。
人間関係
習い事自体は好きなことでも、先生やお友達と合わないパターンもあります。
人間関係での悩みがあると、大人でも疲れてしまいますよね。
その場合は、環境を変えるのが良いでしょう。
例えば、「曜日を変更する」「違う教室に行く」など、人間関係に悩まず、本来の目標に向かってのびのび習い事ができると良いですね。
親が習い事疲れする原因と対策
送迎・付き添い
子どもが小さいうちは送迎・付き添いが必須です。
習い事の回数が増えたり、教室が遠かったりすると、送迎だけでも一苦労でしょう。
さらに下の子がいると、待ち時間もゆっくりできませんね。
送迎の負担を減らすためには、パパママ間で協力したり、同じ教室の保護者同士で協力したりできると良いでしょう。
我が家の場合は、近所同士で話し合い、「子供をまとめて送迎」を順番にしています。
スケジュール管理
習い事の数が多かったり、兄弟姉妹で違う習い事をしていたりすると、スケジュール管理も大変ですね。
学校行事や体調の影響で振替が必要な時、試合で遠征が続く時などは、さらに予定がややこしいことに…
我が家の場合は、「タイムツリー」というカレンダーアプリを活用して家族でスケジュールを共有しています。
基本的にはママが送迎をしますが、パパが仕事帰りにピックアップできる日や遠征の時はパパ、というような役割分担をすることが大切です。
また、特に予定の立て込む週末は、すべての予定を紙に書き出し整理しています。
行き渋り・やる気が出ない
子どもが行き渋ったり、やる気が出なかったりする時も大変です。
説得したり宥めたりしながらなんとか連れて行くのは、精神的にも疲れますね。
やる気が出ない原因は環境によって様々でしょう。
子どもが習い事疲れしているのかもしれません。
まずは、子どもの話をよく聞いてあげる時間を設けると良いでしょう。
我が家の姉弟もそれぞれ「習い事に行きたくない」という時がありました。
話し合った結果、「今月でやめよう」となった時もありますし、「もう少しがんばってみよう」となったこともあります。
その子に合った対応ができると良いですね。
家での宿題・練習
家で宿題や練習が必要な習い事もあります。
しかし、なかなか宿題・練習をやらない姿を見るとモヤモヤしてしまいますね。
なんとかやらせようと四苦八苦して疲れてしまうこともあるでしょう。
我が家の場合は、「最初は親も一緒にがんばる」ようにしました。
子どもは「やらされている」と感じると伸びにくいようです。
そこで親も一緒に頑張る、楽しむ姿を見せることで、前向きに取り組める環境をつくります。
また、褒めてあげるのもやる気アップにつながりますよ。
成長とともに自分から出来るようになりました。
人間関係
親同士、または先生との関りに悩む方も少なくありません。
人間関係のストレスが疲れの原因になります。
我が家も、私が先生と合わずに習い事を辞めたことがあります。
「この状態で続けても子どもに良い影響を与えないだろう」と判断したためです。
別の教室で続けることもできるので、家族にとって最善の環境を考えてみてくださいね。
「習い事疲れ」しないために
上記のことをまとめると、習い事疲れしないためには
- 家族でよく話し合う
- 協力して一人にかかる負担を減らす
ことが重要です。
せっかく始めた習い事。子どもも親も楽しく続けられると良いですね。