フラッグフットボールをご存じですか?
フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールを起源とした新しいスポーツです。アメリカンフットボールの魅力を安全に楽しめるように開発されました。近年、学校の授業で取り入れられたり、世界大会が開催されたりと、広く注目されています。
個性を生かし、チーム全員で作戦を成功させるスポーツです。そのため、「基礎体力」のほか、「コミュニケーション能力」「思考・判断力」などが身につきます。
フラッグフットボールとは
概要
フラッグフットボールとは、簡単にいうと、タックルのないアメリカンフットボールです。
「タックル」の代わりに両腰につけた「フラッグ」をとります。
そのため、アメリカンフットボールの醍醐味を安全に楽しむことができます。
参考:日本フラッグフットボール協会オフィシャルサイト (japanflag.org)
ルール
安全に楽しめるように詳細なルールがありますが、まずは、ゲームの流れが分かると良いでしょう。
ゲームの大まかなイメージは次の通りです。
・攻撃と守備に分かれて、5人対5人でプレーを行う。選手交代は自由
日本フラッグフットボール協会 フラッグフットボール公式規則より
である。
・攻撃側は相手のゴールを目指してランプレーやパスプレーを使い、前
進する。
・4回の攻撃で相手のゴールにボールを持ち込むと得点になる。1回の
プレーでゴールまでボールを持ち込むこともできる。
・守備側はボールを持った選手のフラッグを取るか、相手が投げたボー
ルを防いで攻撃側の前進を止める。
・攻撃側が得点を取った時、4回攻撃しても得点が取れなかった時、あ
るいは守備側がインターセプトをした時に攻守が交代となる。
魅力
フラッグフットボールでは、プレイヤーひとりひとりに役割があります。
足が速い子、体が大きい子、ボールを投げるのが上手な子、作戦を考えるのが得意な子…
それぞれの個性を生かして、チーム全員で勝利を目指すスポーツです。
そのため、誰でも活躍できる場があり、全員でチームプレーの達成感や喜びを味わうことができます。
また、接触プレーはルールで禁止されているため、安全に楽しむことが可能です。
フラッグフットボールで身につく力
フラッグフットボールを通して
- 基礎体力
- コミュニケーション能力
- 思考・判断力
- 集中力
などが身につきます。それぞれ見てみましょう。
基礎体力
基礎体力がつきます。
練習や試合ではスタミナが必要です。筋力、敏捷性、心肺機能なども鍛えられるでしょう。
また、走る、ボールを投げる・捕るなどの動作が必要なスポーツです。そのため、これらの練習を通して体の使い方も身につきます。
コミュニケーション能力
フラッグフットボールでは、プレーごとの作戦が重要です。作戦を立てるため、また作戦を成功させるために、プレイヤー同士のコミュニケーションが欠かせません。
プレーを通して、自然とコミュニケーション能力を養うことができるでしょう。
思考・判断力
作戦を立てるためには、考える力が必要です。また、その場の状況を整理し、作戦を決定する判断力も必要でしょう。
プレーごとに作戦を立てるので、思考力・判断力も鍛えることができます。
集中力
プレーごとの作戦を決める時間は限られています。その短い時間の中で作戦を理解し、自分の役割を実行するためには、集中力も必要です。
また、フラッグフットボールには、プレーのスタート時にフライングをしてはいけない、というルールがあります。そのため、プレーをスタートする時は、味方や相手の動きに集中しないといけません。
つまり、プレー1つ1つに集中力が求められます。試合や練習を通して身についていくでしょう。
フラッグフットボールの体験談
息子が小学生のころ、フラッグフットボールのチームに入りました。
練習は土日。他チームとの試合のために遠征もあります。
はじめは、「細かいルールが難しい」「体力がもたない」などの心配もありましたが、練習や試合を通して、ルールを徐々に覚え、体力もついていきました。
また、プレーの中で、走る、ボールを投げる・捕る、など様々な運動ができます。運動が得意な方ではなかった息子も、体を動かすコツが分かってきたようです。
自分のポジションの役割を理解して、チームプレーも存分に楽しんでいます。
まとめ:フラッグフットボールで個性を生かしたチームプレイを楽しもう
フラッグフットボールは、アメリカンフットボールの醍醐味を安全に楽しむことができるスポーツです。個性を生かして、チームで勝利を目指します。
「基礎体力」や「コミュニケーション能力」、「思考・判断力」などが身につくので、習い事にもおすすめです。