「子どもには沢山の経験をしてほしい」「より良い学習環境を整えてあげたい」と思った時、頼りになるのが習い事です。
最近の調査によると、75%以上の小学生が習い事に通っているそうです。(参照:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研 (gakken.co.jp))
子どもの生活と大きな関わりがある習い事。楽しく、実りあるものであってほしいと考える方がほとんどでしょう。一方で、子どもに「習い事をやめたい」と言われた時に、どう対応すれば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、習い事で大切なことと、「やめたい」と言われた時の対応例をご紹介します。
習い事で大切なこと
習い事を始める理由や目標は、
「好きなこと・興味のあることを楽しみたい」
「苦手なことを克服したい」
「学校でできる以上の勉強をしたい」
「受験の対策のため」
など、家庭によって様々でしょう。
得意なことを伸ばしたり、苦手を克服したりするのに、習い事はぴったりです。また、目標に向かって努力することはとても素晴らしいことですね。その過程で経験できることも、子どもの財産になるでしょう。
しかし、習い事が負担になってしまう場合もあるようです。
例えば、環境が合わなくて辛い気持ちになってしまったり、家族や友達と過ごす時間が減ってしまったり。
「本人や家族の負担にならない」という点も、習い事を続ける上で大切なことです。
「習い事をやめたい」理由が肝心
子どもに「習い事をやめたい」と言われた時、まずは理由を聞きましょう。
例えば
「先生と合わない」
「お友達との関係に悩んでいる」
「上達しなくて悲しい」
「楽しくない」
などが考えられますが、子どもによって色々な理由があるでしょう。
理由によって対応の仕方が変わります。子どもの抱えている気持ちをしっかり聞くことが大切です。
「習い事をやめたい」と言われた時の対応例
理由を聞けたら、その子に合った対応を考えましょう。対応例をご紹介します。
一時的な感情
子どもは「ちょっと嫌なことがあった」「できないことがあった」などの理由で、感情的に「やめたい!」と言うことがあります。
一時的な感情でやめてしまうのはもったいない場合が多いです。やめた後に後悔する可能性もあります。
この場合は、大人の声掛けや、楽しいこと・嬉しいことをきっかけに、意欲が回復するでしょう。そうすると、大変なことを乗り越えた経験を積むこともできます。
本当に辛いことなのか、努力して乗り越えられる壁なのか、しっかり子どもの気持ちを聞いてみましょう。
先生と合わない・お友達と合わない
先生やお友達と合わない場合もあります。
子どもや保護者の力でどうにかなる問題ではないので、環境を変えるのが良いでしょう。
例えば、「曜日を変更する」「違う教室に行く」など、人間関係に悩まず、本来の目標に向かってのびのび習い事ができると良いですね。
興味がなくなった
これがやりたい!と思って始めた習い事も、時間が経つにつれて興味がなくなることもあります。
一時的な感情で言っているのか、本当に楽しくないのか、子どもとしっかり話し合うことが大切です。
本当に興味がなくなった場合は、やめてしまっても良いでしょう。「ここまで出来るようになったらやめよう」など、本人の納得する目標を決めても良いですね。
また、別の分野に興味を持つことあるでしょう。
その場合は子どもの成長の証なので、子どものやりたいことや目標を応援してあげられると良いですね。
まとめ:親は子どもに合った対応を
子どもに「習い事をやめたい」と言われて、対応に悩んだ経験がある方は多いでしょう。我が家では、子どもの一時的な感情に振り回されたことも、先生が合わなくてやめたこともあります。
子どもが「やめたい」と言う理由は様々です。気持ちをしっかりと聞いて、その子に合った対応ができると良いですね。