PTAは、小学生の子供がいる家庭にとって関わりが深い組織です。
近年は共働きの家庭が増えたことで、ワーママでも役員をスルーできません。
しかし、「仕事と家事の両立だけでも大変なのに、役員までできない!」と感じる方も多いはず。
本部役員、監査、専門委員会の平役員など、様々な形で小学校PTAと関わってきた経験から、ワーママにもおすすめの役員と時期をご紹介します。
ワーママがPTA役員をする時のポイント
まずは、ワーママがPTA役員をする時のポイントを確認しましょう。
学校独自のルールを確認する
PTAは、学校ごとにルールがあります。
例えば、「子供1人につき役員1回は必須」「本部役員をすれば、兄弟姉妹分の役員は免除」「ポイント制」など。
学校独自のルールを確認した結果、「本部役員は大変だけど、子供3人分が1年で終わるなら…」とワーママでも本部役員を選択する方もいます。
良いタイミングで役員をするために、まずは情報収集が大切ですね。
パパにも参加してもらう
最近は、パパさんのPTA参加もじわじわと増えています。
共働きの家庭が多く、また在宅ワーク率が高くなったためでしょう。
「今月の会議は出席できるけど、来月はお願い!」というように、2人で分担するのも良いですね。
家でできる作業を請け負う
「仕事を休めず、学校での会議になかなか参加できない」とい場合もあるかと思います。
理解してくれる方がほとんどですが、中には作業量の差を不満に思う方もいるのが現実です。
そのような状況を改善したい場合は、家でできる作業を請け負うと良いでしょう。
PTAの業務は学校で行うものばかりではありません。書類の作成や買い出しなども必要です。
「学校での集まりには行けないけど、空き時間に家で作業できる」と伝え、役員の中で役割分担が上手くできると良いですね。
断る時は説得力のある理由を
「どうしても役員は無理!断りたい!」という方もいるでしょう。
しかし、仕事をしているママが多いため、「仕事をしているので」という理由では免除してもらえないことがほとんどです。
どうしても断りたい場合は、別の理由が必要です。
例えば、「年度の途中で転勤の可能性がある」や「主人に反対されている」など、家庭の事情で難しい方にはなかなか強制できません。
ウソにならない、説得力のある理由があると良いですね。
ワーママにおすすめのPTA役員
結論から言うと、おすすめの役員は学校ごとに違います。
PTA各役員の一般的な活動内容については、以下の記事でまとめています。
しかし、学校によって異なる点が多いのが現状です。
そこで、一番良いのは先輩ママなどから情報を得ることです。
「この学校で一番楽な役員は何か」とい情報を得られるのがベストですが、人によって「何が大変か」という感覚が違うため、あまり当てにならないこともあります。
そのため
- 家でできる業務があるか
- 学校に行く頻度はどれくらか
- PTA会長や校長・副校長先生がワーママに理解があるか
というポイントに注目してみると良いでしょう。
上述のように、家でできる業務があり、学校に行く頻度が少ない役員は、仕事をなかなか休めいないワーママでも引き受けやすいですね。
また、PTA会長や校長先生など、トップがワーママに理解があると、「無理のない範囲での活動」を推奨してくれます。
PTA会長や校長先生は年によって変わるので、役員を引き受けるタイミングの参考にしてみてくださいね。
先輩ママから情報を得られない場合
なかなか先輩ママに聞けない、という方もいるでしょう。
その場合は、PTAが発行するお手紙や広報誌に、各役員の活動内容などが載っていないか探してみてください。
あまり読まないで捨ててしまう方もいるかと思いますが、参考になりますよ。
それでも情報が得られない!という場合、個人的には「ベルマーク委員会」がおすすめです。
多くの学校にあり、家でも作業ができるのためです。こちらも参考にしてみてくださいね。
ワーママにおすすめの時期
「役員をするのは何年生が良い?」という質問をよくされます。
個人的なおすすめは「2年生か3年生」です。
なぜなら
- 1年生で情報の収集、1年間の流れの確認ができる
- 高学年で役員未経験の人が少なくなると、断り切れず大変な役員が回ってくる可能性がある
からです。
また、学校によっては、6年生の役員が卒業に向けての業務を請け負う場合もあります。
なるべく低学年のうちにできると安心ですね。
まとめ
共働きの家庭が増えたため、ワーママでもPTA役員をしなければいけない学校もあります。
仕事をなかなか休みない方は、パパに参加してもらったり、家でできる作業を引き受けたりすると良いでしょう。
なにより大切なのは、情報収集です。
学校独自のルールや活動しやすい役員を知って、無理なく参加できると良いですね。