子どもが小学生になると関りがある「旗当番(旗振り当番)」。
子どもの安全を守る大切な役割があります。
一方で、モヤモヤしたりトラブルに発展したりすることもしばしば。
対策・対応例とともにご紹介します。
旗当番で大変なことと対策
旗当番をしていて大変な点やモヤモヤする点をまとめました。
立ち位置やタイミングなどが難しい
初めて旗当番で立った時、まず立ち位置を悩みました。
講習会や先輩保護者に聞く機会がある場合は、注意点等を聞いてみてくださいね。
一般的に、子どもの安全はもちろん、自分自身の安全も守れる場所に立つのが良いです。
次のことに注意しましょう。
- 車道に出ない
- 車から良く見える位置に立つ
- バイクや自転車なども良く見える位置に立つ
また、子どもを止めたり渡らせたりするタイミングで悩む方もいるかと思います。
大切なのは次の点です。
- 車が止まるためには十分な距離が必要であることを意識する
- 慌てない
車は急に止まれません。
そのため、車が止まるために十分な距離があることを確認してから、合図を送りましょう。
慌てて車に合図を送ったり子どもを渡らせたりすると、危険な場合があります。
安全第一なので、慌てず動きましょう。
夏は暑いし冬は寒い
先日の旗当番の日は、朝から気温が30度ありました。
30分間、日陰のない炎天下にいるのは大変でした。
暑い日は、熱中症対策、日焼け対策をして行けると良いですね。
帽子をかぶり、UVカットのパーカーを着ていきました。
帽子は熱中症対策にはぴったりですが、視界が狭くならないように注意しましょう。
一方、冬は寒くて大変です。防寒対策をしっかりして臨みましょう。
暖かいインナーやホッカイロが効果的です。
雨の日はさらに大変
自分が旗当番の日が雨の場合もありますね。
雨具が必要ですが、傘は控えましょう。
なぜなら片手で持つので風で飛ばされてしまったり、子どもに当たってしまったりする危険があるためです。
レインコートを準備しておけると良いですね。
こちらのレインコートのように、手の甲までカバーできると便利です。
挨拶を返してくれない
私は登校時は「おはようございます。いってらっしゃい」
下校時は「おかえりなさい」と言うようにしています。
挨拶を返してくれる子どもは半分くらいでしょうか。
人によっては「挨拶を返してくれない」と不快に思ったり悲しくなったりすることもあるでしょう。
ポイントは期待しすぎないこと。
成長途中の子どもたちです。
大人は元気に挨拶をしてあげられると良いですね。
旗当番のトラブルと対応例
実際に見聞きしたトラブルと対応方法をまとめました。
保護者間のトラブル(下の子がいて旗当番が難しい)
下の子が未就園児や未就学児のため旗当番を断りたい家庭と、平等に役割を果たすべきだと考える家庭の間でトラブルになることがあるようです。
未就園児や未就学児を連れての旗当番は非常に危険です。
旗当番を代わってもらうか、下の子を誰かに預けるのが理想でしょう。
普段から保護者間でコミュニケーションがとれていると良いですね。
しかし、誰にも頼れない場合もあるでしょう。
その場合は、取りまとめをしている方に相談して良いのではないかと思います。
相談する際は、各自治体から出ている「交通安全のしおり」などが役立つかもしれません。
例えば横浜市では「通学路はたふり誘導ハンドブック」というものを配布しています。
こちらのガイドブックにも「乳児・幼児を現場に連れていかない」とはっきり書いてあります。
取りまとめをしている方に相談する際に、参考にしてみてくださいね。
保護者間のトラブル(仕事で旗当番が難しい)
仕事が理由で旗当番が難しい方もいるでしょう。
現在は共働きの家庭も多いため、共感してくれる方がいる一方、「うちは仕事を調整して出てるのに」と不満に思う方もいるようです。
保護者間のトラブルを避けたいと思う方は、仕事を調整するか、当番の日を変更してもらうのが無難です。
どうしても調整できない方は、旗当番の代わりに別の役割を引き受けるよう相談してみても良いかもしれません。
例えば、当番表の作成など、家でできる作業なら、仕事のない時に取り組むことができます。
車の運転手とのトラブル
旗当番中、車に旗が当たってしまい、トラブルに発展してしまった例があります。
通学路をスピードを出して走る車があったため、注意喚起のために旗を降ったそうです。
当番の方は子どもを守ろうと行動したのですが、とても危ない状況ですね。
基本的には車を無理に止めるのではなく、子どもを止める方が安全です。
待っている子どもの列が長くなると焦ってしまいますが、慌てず行動しましょう。
まとめ
旗当番の大変な点やトラブルについて、対策・対応例とともにご紹介しました。
ネガティブな情報やモヤモヤすることもある旗当番ですが、子どもたちの安全を守る役割があります。
大切なのは、子どもと自分の安全を守れるように行動することです。
安全面や人間関係など、より良い環境で活動できると良いですね。